ラブ=迷宮!?
- 作者: 阿仁谷ユイジ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2010/01
- メディア: コミック
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そういえばこのブログ、阿仁谷さんの漫画の感想がない!だいすきなのに!と気付きました。
ボーイズ ラブですのでお気を付けください。
オムニバス形式の短編が6篇収録されています。時系列順に収録されているわけではないので、登場するキャラクター達を追っているこちらも、交差する人間模様の迷路に入り込んでいくようです。2番目のお話はB Lには珍しく女の子を主人公にしたお話です。阿仁谷さんの描かれる女の子はほんとうにかわいらしいなあ。
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6篇の中でわたしが1番好きなのは4番目の「夢か現か狂戦士(バーサーカー)」というお話です。昼は大学でデキる課長の仕事をこなしている伴内さんですが、夜はコスプレ(?)しておネエ言葉で夜遊びに繰り出す、という秘密を持っています。昼は昼、夜は夜、とメリハリをつけて楽しんでいる伴内さんですが、まっすぐで純粋な大山くんに出会って自身の夜の姿は「自分をだますための魔法」だと打ち明けます。
最後に収録されているお話ではこの後の伴内さんと大山くんが恋人同士になるまでが大山くん目線で描かれているのですが、わたしはこちらのお話のほうが好きです。夢と現実をはっきりとわけて見た目も変えて、そうしないと頑張れない、素直になれない、じぶんをきれいだと思えない、そんな伴内さんがとてもかわいらしいです。
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上で「女の子がかわいらしい」と書きましたが、男性もかわいらしくて色っぽいのが阿仁谷さんの漫画の特徴だなあと思います。一般作のDROPS(f×COMICS) (Fx COMICS)も大好きだったので一般作での活躍にもとても期待しています。I/TANでの連載も早く単行本にならないかなあ。